もうすぐ30才さんの質問に答えて


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投稿者 松原勝利@まつばら皮膚科 日時 1998 年 3 月 26 日 07:13:59:

掲示板移動に伴い、返事が少し遅れました。
松原勝利@まつばら皮膚科です。
もうすぐ30才さん のご質問ですが

>98年03月24日(Tue) 19時21分03秒 もうすぐ30才さん
>早速、ご返事を頂きましてありがとうございます。

>外溶剤についてお伺いします。
>いままでに、下記の種類の外溶剤を使ってきました。
><外溶剤・症状>
>メサデルム・アンテベート或いはリンデロンVGを毎日患部に塗っていると
>きれいな肌になるのですが、1日でも付け忘れると赤くなって、少し痒くなります。
>スタデルム・ALT・アクアチムクリーム或いはニゾラールクリームを患部に塗ると
>すごく赤くなり、大変痒くなります。
>(現在はリンデロンVGを塗っています。)
>これらの外溶剤の特徴および使い分けを教えて頂きたいのですが?
>よろしくお願いします。

 アンテベート メサデルム リンデロンVG ALT(アルメタ軟膏)は
ステロイド含有外用剤で、この順番に強さが弱くなります。リンデロンVGだけは
Gentamycinという抗生物質が配合されています。以上の薬は抗アレルギー・抗炎症剤
ですので、臨床症状を診ながら使い分けるということになります。
 スタデルムは非ステロイド系抗炎症剤で、使い方はステロイド外用剤と同じ様に
使いますが、抗炎症作用はステロイド外用剤に比べてかなり弱いです。
アクアチムクリームは抗菌剤含有の外用剤で、p.acnes(ニキビ菌)が原因で起こる
皮膚症状に有効とされます。(抗菌剤ですからその他の細菌にも有効ではあると
思います。)
ニゾラールクリームは抗真菌薬です。いわゆる水虫のときに多く使われますが、
もうすぐ30才さんが患われてみえる脂漏性皮膚炎にも使われます。(この理由は
前回の掲示板でご返事させていただきました。)
外用剤の特徴は以上ですが、具体的な使い分けは、皮膚科の専門医が臨床症状を
診ながら症状に応じて使い分けるということになります。人間は生き物で、
今日はこの外用剤は効果があるが、あすはこちらの方がいいという様なことは
よくあることで、症状に変化があったら、自分で勝手に外用剤を替えるのでなく、
主治医の先生に診てもらってアドバイスをうけるのが一番よいと思います。


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